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「それはそうとさぁタマ」
「ん?」
「いや、あの……悪かったな」
「えっ、何が?」
「何がって……オマエらのことを疑ってだよ」
「ああ……まぁ、ああいう状況だったからな。それより助けに来てくれて有り難う」
「いや、俺たちは結果的に何も出来なかった。本当に助けてくれたのは、田野と二階堂だ」
「二階堂か……。俺たちあんな良い先生に、あんなヒドイことをしたって言うのに……」
「明日さぁ、墓参りに行かないか?」
「ああ、そうだな」
晃司の誘いに、修太は頷いた。
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