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「ところでさぁ、一つ聞いてもいいか?」
「ああ、何を?」
「オマエってさぁ、今治のことが好きだったんじゃないの?」
「えっ?」
修太は一瞬で顔を赤らめる。
「いや、さっき田野が、今日から付き合うことになったって言ってたから」
「いや、あれはアイツの冗談で」
「そうなのか?」
「当たり前じゃん。だって俺は……」
「何だよ?」
「いや、別に」
「何だよ。言えよ」
「今治とキスしたから……」
修太は恥ずかしくて、最後は口ごもった。
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