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「どういうこと？」
突然切り替わった画面を見て、ベッドの上に寝転がって、スマートホンをいじっていた美奈都の手が、思わず震える。
何でこんなモノが来たのか分からなかった。
伊藤が死んで、生贄投票は終わったはずなのだ。
美奈都はすぐに修太に電話をかけようとした。
「あっ」
誰かに投票するまでは、スマートホンはその機能を失い、正常に使用することが出来ないのだった。
つまり自分のスマートホンにしか、電話帳を登録していない美奈都には、自宅の電話でかけようにも、修太の電話番号が分からない。
誰かに投票しなければ、電話は出来ないけど、今すぐ誰かを選ぶことは、到底出来そうになかった。
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