死して尚担任だった神

2/40
281人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「真っ暗だな。ポケットにでも入れたか?」 伊藤はすぐに音声につないで、ボリュームを上げる。 ガサガサという雑音が流れてきた。 「ん? 何だ? 車……?」 伊藤が首を捻る。 「何をやってるんだ。田野は?」 視線をもう一度、涼花のカメラの映像が映し出されているモニターに向けた。 「ん?」 真っ暗な画像の中に、何かがボーっと映っている。 伊藤は目を細めながら、モニターに近づいて行った。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!