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「おいおいキックン。朝から何キレてんだ?」
遅れて登校して来た山岡俊明が驚いて聞く。
「ああ、俊ちゃん聞いてくれや」
晃司は俊明に経緯を説明した。
「マジか? こっちは殺されかけたのに、そりゃムカつくわな」
「オマエはもう投票したのか?」
「いや、どうしようか悩んだんだけど、学校に出て来てからにしょうと思って」
「じゃあ西野に入れてくれよ」
「えっ、それは……」
「何だよ」
「何かさぁ、みんなの前で誰に投票するかって、宣言するってのはどうも……」
「何言ってんだよ俊ちゃん。どうせ結果発表で、誰に投票したか分かるのに、なぁいいだろ」
晃司は俊明に投票を促した。
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