死して尚担任だった神

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「俺たちが悪かったよ。一生懸命俺たちの為にやってくれてたのに、ずっと反発し続けててさぁ、だけど、そんな俺たちを、アンタは助けてくれた。だから……」 修太の顔をありさが見つめる。 他の者たちは恐怖の余り動けずに、ただそれを見ていることしか出来なかった。 「本当に悪かったよ。それで……助けてくれて本当にありがとう。俺は……いや、俺たちは、みんなありさ組の初代だからよ。今も、いや、これからもずっとだ。ありさ先生」 修太がニヤッと笑う。 ジッと恨めし気な顔で見つめていたありさも、少しだけ口元を緩めて微笑むと。そのまま薄くなり消えてしまった。 残された修太たちの耳に、遠くのパトカーのサイレンが聞こえる。 「パトカーだ! こっちに来てるのかな?」 将也が声を弾ませた。
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