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「ち、違う。俺は言われた通りに投票しただけで、なぁ、頼むよ。助けてくれよ」
「何が言われた通りよ。美姫にもセックス依存症だから、晃司に投票したらエッチさせてやるって言われたの?」
「美姫? 違う。西野はメンバーに入ってない。俺を誘ったのは茂木だよ」
「しおりん?」
「ああ、そうだ。三年生になるまで生きのびれば、今治以外に9人は助かる可能性があるから、9人でチームを作って投票を操作しようって」
亮平は泣きそうな顔で喋った。
「ふ~~~ん。なるほどねぇ~~」
「なぁ、頼むよ。助けてくれよ」
「アンタってバカじゃないの? ここまでしておいて助けるわけないじゃない。大好きな彼氏が死んだばっかりで、他の男を誘うような女に、下心丸出しでホイホイついてくるようなドスケベは、さっさと死んだ方が世の為人の為よ」
怜はニヤリと微笑むと、持っているナイフを振り下ろした。
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