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「わ、何だよ。このハチュー類!」
ライオン丸はワケの分からないまま
革命戦士の本能で
コーヒーカップを持ったまま身構える。
「火を消さなきゃ」
僕フォークギターのボヤの
消火作業であたふた。
部屋の中で火炎瓶とか投石とか、
ほんとカンベンだから。
「部屋にいるのはお前ら二人だけか?」
ははぁ、さては昨日の地下鉄で会った
イグアナの仲間か。
「見りゃ分かるだろ。
四畳半の何処にシェルターとか…
なぁ、ライオン丸」
僕は冷静に対処する。
恥ずかしい身体検査とかは
昨日の地下鉄の中で
もう済ませてあるから
オドオドすることもない。
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