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ーーーーー その日は何かが違った。 特に明確な事があるわけではない。 「なーんか、身体が重いんだよなぁ…」 「どんよりっていうか、なんていうか」 非番の日に2人で公園にいたのだが、快晴にも関わらず、俺と美穂の方は“どんより”していたのである。 ぼんやり公道を眺めていると 「…うっわ、派手な車」 赤いド派手なスポーツカーが走っていった。しかもトランクに近い側面にタイヤが装着されている。 俺は、いや、俺達はまだ…気づいていなかった。 これが新たな出会いの始まりであることに。
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