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「お!良かったじゃーん!新聞にのるとか滅多にねーぜ!」
「お前がメインだよ。」
「え?そーなん?」
「うん。新聞見てみ。」
「まぁ、とりあえず教室にいこか」
俺らはちょっぴりドキドキしながら教室に入った。
「昨日はお疲れ!感動したぜ!」
「俺はなにもしてないけどね(笑)」
「いーや、良いサブキャッチャーだったぜ」
俺は試合になると控えの捕手がいないためサブをやることが多い。大会でもやった。そのため、メインポジションがセンターなのはあまり知られていない。
「全く…まぁ、勝てたからいいけどね!」
みんなで話をしていたら、隣のクラスののやつが興奮気味できた。
「おい!見たか新聞!スゲーぜ!まさか真ん中にくるとはな!」
「そりゃー下馬評はコールド負けでおかしくないもんな!そんなチームが勝てば1面いただきやろ!」
「違うよ!写真だよ!」
「え?真ん中はたっちゃんだろ?」
「違うよ!エージだよ!」
「嘘!?俺かよ!!」
「うちのクラスに張ってあるから見に来いよ」
俺はドキドキしながら新聞を見に行った…
確かに…俺が真ん中だ…信じられない。
しかし、冷静に見てみると、サヨナラのホームを踏んだたっちゃんに抱きつく瞬間だった 。
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