あの双子……いつかシバく!

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異世界に来て1ヶ月がたった、初めの二週間は魔法の基礎を教わりお互いの事を名前で呼ぶようになった 意外と好き嫌いが多い事が分かったり、どうやって食べさせるか献立を考えるのが楽しかった 二週間がたち、受ける依頼を採取系から討伐系に変えてみよう、とジスに言われギルドに来ていたら 「「ぬはー!来たな嫁!さっ行くぞー!!!」」 「!嫁ちげぇっ!!って何処にーー!!??」 何故かギルドの人達に嫁呼ばわりされていた、何度言っても変えない奴らがいるし……特にこの中年の双子、一卵性なのか顔はそっくりだが、髪型や服装は違うので見分けられる 「…………どこ、ここ?」 いつの間にか転移をしていたらしく、樹海に来ていた……ジスが容赦なく転移をしてくれたおかげで慣れたしな……! 「おい!二人共、ここどこだよ!」 「「ふはははー!ここは虫湧きの森だ!!そのままの意味で虫系の魔物が沢山居るぞ!!ランクはSSだぜ!十日位居たら、生き物殺してその後の罪悪感は感じる暇ないだろ?ここでは生きる為に必要だし……別に殺す事に慣れろって言ってる訳じゃないしな?」」 最初から最後まで同じ事言った! 「魔物を殺すのは大丈夫だぞ?ジスに初っぱなから慣れろって言われて殺らされたし……」 そりゃあ初めの頃は吐いたりご飯食べれなかったし、生きる為だし……何だかんだでジスが側にいて励ましてくれたり……言葉は無かったけどさ、だから家に帰せって言いながら二人を見れば 「「……………………」」 ポカーンとした顔をしていた、何その顔……うける 「「じゃあ、ランクアップの為の修業って事で!サバイバル!!」」 じゃあって何だ、って二人の後ろから巨大な百足が迫って来ていて……! 「ちっ!頭下げっ!!」 「「どうした嫁?」」 後ろを見ずに百足を吹き飛ばした、そうだったこの二人、本当ならSSSランクになる実力があるのに、二つ名が面倒だからってずっとSランクらしい まぁ……どうでも良いけど、家に帰りたい 「……いい加減、嫁って言うの止めろ!」 「「ヤダ!」」
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