あの双子……いつかシバく!

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暫く、影で遊んでたらまたノックされ二人の男女が入って来た、俺達を見て直ぐ様自己紹介してくれた 「二―Sクラス担当、チザル・イテンスだ」 見た目は、肩までの真っ赤な髪に同じ瞳を持った女性、堅いイメージだったが、壬剣見て頬を染めてた……早いな、そして王女が睨んでた 「あ゛ー二―Aイング・リーダムだー……だりー」 ボサボサで黄緑色の髪に同じ瞳……いや?少し水色が入ってる??微妙だけど、でも本当に面倒臭そうな顔してる 隣に居る影は密かに喜んでいる、小声で叫ぶという芸当をしながら……器用だな 「来た~!テンプレの女教師と~ダル系教師~!……女教師の方は~壬剣に惚れたか~ビッチ二号だね~」 最後の方をボソッと言って顔を暗くした、コロコロ表情が変わるな…… 「ミツルギ殿とクロセ殿はイテンス先生に、ユキシゲ殿はリーダム先生に付いてっとくれ」 理事長がそう言い、各々が移動しようとしたら 「え゛~シゲさん別なの~?俺っちも一緒が良いな~」 無理なの~?と理事長に聞いていたが、無理だのと返されてた 「遊びに来たら良いだろ?」 「……シゲさん来る気無いでしょ~?」 当たり前だと即答したら、だよね~と言ってきたSクラス、Aクラスの教室は別々の場所にあるらしく、女教師に影、壬剣、王女が着いて行き、俺とジスはこのダルそうな顔をした男に着いて行く 「ユキシゲだっけ?……なんでSクラスじゃないんだー?異世界から来たなら、優遇されんだろー?」 無言に耐えられなかったのか、ダル教師が聞いてくる 「理由?……本音を言えば影は別に良いけど俺、壬剣の事嫌いなんで」 高校に入って、初対面の時に嫌いになったんだよな……ま、いきなり犯人扱いされたら誰だってそうなると思うけど…… この時の俺の眼は心底、凶悪になっていただろう 「っお前……結構正直に言うなー?それだと周りから人居なくなるぞー?」 「別に……昔から見た目で避けられて、一人で居る事が多かったし……?それでも友達だって思う奴は居たし、避けたい奴は避ければ良いと思ってる」 でもさっき影に聞いたな、向こうの世界で俺の存在は無かった事になってるって……あいつ等に会えないのはキツい……けど 「……こっちで生きるって決めたしな」 泣きそうになったから、俯きながらダル教師に着いて行く 「…………………………」 この時、ジスが見てたなんて知らない
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