あの双子……いつかシバく!

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昼になり影が迎えに来た……一組の男女をつれて 「シゲさんお待たせ~食堂に行こうよ~」 それぞれ緑と金の髪をしている、この世界の人達は属性が髪や眼に出てきやすいらしく、派手な髪色の人が多いい まぁ、全員がそう言う訳ではないらしいが、属性を判断する目安にしとけば良いと言われた……双子に 「そうだ~紹介するね~こっちの緑の……」 説明しようとした影の前に、スッと出て来た緑髪の男はニコッと笑い(眼が笑ってない) 「影君、自分でするよ 初めまして僕はリース・ウィドーム、七貴族だけど普通に接してね 名前で呼んで良いかな」 表情は変わるのに、声のトーンが機械の声を聞いてるみたいでジスとは違った意味で無表情だ 「別に良いけど?」 答えれば、自分の事も好きに呼んでねと言われた 「私も自己紹介よろしいですの?」 金髪の女が言ってくる……朝、壬剣に引っ付いていたのに似ているような? 頭を傾げながら見ていたら、影が教えてくれた……第三王女、しかも双子らしい 「あーあの、香水臭い奴の妹……似てないな二卵性?」 俺の知る双子は似てたけど、この世界もしかして双子多いい? 「姉に会ったんですの?まぁ、お気になさらず自己紹介するですの 一応アスティア王国、現国王の妹で名前はルチュ・アスティアですの、私も余り気にしないでほしいですの!」 金髪に薄紅色の瞳でうふふと最後に付け足した 「じゃあ自己紹介も済んだし~話ながら行こ~」 食堂に着いたが目の前にある物を見たら思わず 「………………チッ、何処も何でデカイんだよ!」 「無表情に舌打ち辞めようね~?今、通りかかった生徒さんが~小さく悲鳴上げたからさ~?……理由は分かるけどね~」 表情は判らないが、唯一見える口元が引き吊っていた 今まで無言、無表情を貫いていたジスが軽く頭を小突いてくる 「……早く、席決めるぞ……それなりに数が居るんだから」 言われ扉を開けば、話声がピタリと止まり……シーンとなった、本日二度目だ 「シゲさん流石~!…………だっ!」 茶化して来た影の頭を思いっきり殴った 「あ!影人に雪茂君も食堂だったんだね!一緒に食べない?」 嫌な声が聞こえた……はぁー
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