不式 玲

2/17
前へ
/173ページ
次へ
……おはよう……玲…あさだよ……… ねぇ…?起きて?…… かすかに聞きなれた声が聴こえる。 「…ん……あとちょっと………」 布団を頭の上まで引き上げて眠りから覚醒する前のまどろみを堪能する。 この至福の時は誰にも邪魔されたくない。 「駄目だよ……?はやく起きないと……襲うよ?」 「…………ん?」 「ほら…いいの?襲っちゃうよ~?カウントダウン開始~5…4…3…2…1…0!!」 0と同時に掛布団の重みが無くなり、代わりに別の重みを感じ悲鳴を上げた。 「うわっ!!!ちょっ!!まてまて!!起きる!起きる!起きるから!!!」
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

53人が本棚に入れています
本棚に追加