371人が本棚に入れています
本棚に追加
/214ページ
通行人の数が少ない通りにある背の高いにビルに挟まれた探偵事務所。
その事務所の前に二人の人影がたっていた。
「う、うぷっ……。こ、ここが天柳探偵事務所です」
青い顔で口元を押さえているのは中原詩織、自称探偵助手の女子高生だ。
そんな詩織の顔を少しばつが悪そうに覗きこんでいるのは銀月大牙、天柳探偵事務所を探していた所中原詩織と出会い丁度目的地が同じだったため案内してもらう事となった。
「おう、ご苦労さん。つか大丈夫か? そんなに速く走ったつもりはなかったんだが……」
中原詩織にとっては速さよりも高さの方が問題だったのだが、そこに気付く様子は無い。
最初のコメントを投稿しよう!