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プルルルループルルルー
「こちらはブルース只今転校生が校門前に到着したもよう。くそ門が邪魔して顔が見えない!門という分際で我々腐男子の邪魔をするというのか!良かろう受けてたとうじゃないか!!」
『…おはよー、俊。朝から声を聞けるのは嬉しいけどなんのよう?』
「えー。ノリが悪いな。何故か入学式の日に転入してくるって言うから王道なのか見てるんだがその実況をと。」
『そっか、でも転校生って今年13人もいるんじゃなかったっけ。』
「ふふふ。実はその中の一人が一年ではなく二年生なのだ!そりゃあチェックするだろう!しかも今入ってきた彼が――い、け、め、ん。
うひゃーー!なにあれ背はそれなりに高く細身!そして少し茶色に染められたであろう、さらさらと風に吹かれる柿茶色の髪!涙袋装備の黒い目!目を細め微笑めば…爽やかイケメンので、き、あ、が、り、だー!!」
『…カチャ。ツーー、ツーー』
な、ぜ、か、切られたー(ToT)
何故だ何故なんだブルータス!!おのれ…図ったなブルータス!!!信じてたのに!
考えてみろ、一人草木に隠れニヤニヤしてる男子校生。
―――…きもっ!!
なんだそれエロ本隠れて読む中学生か!俺の場合BL本だけど…!この図をどうにかするために電話をしたのに!
しかも――転校生いないーー!
しまった、見逃したーーー!!
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