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「ごめん。全然知らない」
「あ……そっかそっか。私は3年の伊藤美智」
(先輩の方だったか……)
馴れ馴れしくタメ口をきいて拙かったかと口を押さえる。
「…ん?どうかした?」
「あ、…いえ……」
「……ああ!タメ口で全然いいからね。寧ろ敬語で話されると距離感じちゃうから止めて欲しいな」
(……距離を考える段階なのか不明だけど)
まあ、この人にしてみたら気にすることなのかもしれない。
「それでね、私、相見クンのこと…――」
――…
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