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千晃 side
高校三年の春。
さようならをする先生もいれば
新しく出会う先生もいる…
「 千晃はどう思う?」
『 ん?』
「 だから~…あの先生だよ」
そう言って友達が指をさす方向に
顔を向けると
体育館の舞台の上に立っている
新しい先生のことだった
あぁ…そっか、今
全校集会で新しい先生の紹介してるんだよね。
『 別になんとも思わないけど?』
「 やっぱ見る目ないね~千晃は。」
『 …男の人に興味がないだけだしっ』
「 はいはい。あ~!あの先生の名前
西島隆弘だってぇ!」
『 ふ~ん…』
「 でも私には彼氏がいるから
あんなの興味ないけどね~。」
『 あたしは彼氏っていう存在自体
興味ないのっ。』
「 千晃かわいいのに損してるって!」
そう言う友達に苦笑いを浮かべながら
徐々に閉じていく目と共に
頭を膝と腕の中に埋めてゆく。
体育座りしてると眠たくなるよね…笑
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