幼なじみ

7/11
167人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
『 はぁーい…って、秀太?』 「 おう」 『 どうしたの?…あ、ネックレス…?』 「 やっぱ千晃ん家か。」 『 ソファーの所にあったよ!   とりあえず外寒いし…入って?』 あたしは秀太を家の中に入れると ソファーまで誘導し、 そしてネックレスを手渡す 『 はい。どうぞ。』 「 あざっす…」 『 それにしても、このネックレス   いつ買ったの??』 「 小さい頃に、貰った」 『 いつも付けてるよね?   そんなに大切な物なんだね。』 「 …すっげぇ大切」 『 そっか、良かったね!見つかって』 「 ……」 『 秀太?』 「 …なんもねぇよ、さんきゅ。」 『 ……待って、』 ソファーから離れて玄関に向かおうとした秀太を呼び止める どうしよ… なんで呼び止めたか自分でも分からないっ…。 あたしは必死に考えて、口を開いた 『 ネックレス…!つけてあげるよ!』 「 え、」 『 ほらっ、いいから!』 あたしは秀太の手からネックレスを取ると 秀太の首元にチェーンを回した すると、 あたしがやりやすいように、少し屈んで頭を前に倒してくれる優しい秀太。 ドキッ… 「 千晃?まだ…ー」 『 好き…』 無意識の内に、秀太の言葉に重なって口から零れた言葉。 あたしはハッと我に返る 『 ……っ、あの、』 「 好き、って?何が?」 ストレートに疑問をぶつけてくる そんな秀太に何も言い返せないでいると、 手からスルッと落ちていくネックレス…
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!