第一話

4/5
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
紫原視点 今ね~俺寝たふりしてる。 理由はとくにないけど、起きてると何かしら女子に話し掛けられるし、授業ダルいし…お菓子ないし← ってな訳で寝たふりしてて気付いた事1つ目~さっきのマフィンくれた女子は『文』って名前で俺の隣だったんだよね~ 学校って狭いよね~ 10分くらい前から授業は始まってるんだけど うっすら目を開けて文ちん見てんだけど… 顔に『努力一番』な~んてかいてありそうな表情で授業聞いてんだよね… な~んかあの目…黒ちん思いだすし でも 何でか知らないけど 見ててもいいかな…なんて思わせる顔してんだよね~ 黒縁眼鏡で瞳も黒。切り揃えた前髪に結構長い黒髪の三つ編み… 今どきの女子高生の格好じゃないけど、 それが引かれるのかなー? まあ、いいや~ コトン ん? なにこれ?飴? 俺の机にそっとのせられた物は飴だった。ちょっと目線を上げて隣を見たら文ちんが笑って口パクでこう言った 文:「あ・げ・る・」 寝たふりしてたのいつ気が付いたんだろ… 俺は文ちんの三つ編みを五回引っ張った ありがとうの意味で 早速飴を口に入れると、葡萄の味がした 美味しいじゃんニヘラ さー、授業終わるまでちゃんと寝よ~← お休み~
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!