ヒーロー黄金時代

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そして2年前のある日。 新たな悪の秘密結社が立ち上がり、ヒーロー協会に宣戦布告。 エキシビションマッチをしてやるから一番強い戦隊ヒーローを用意しろと言ってきたのだ。 ほとんどの悪の秘密結社は日本征服を目標に掲げるのに対し、これは異例の事態だった。 この頃、一番人気だったのは有名タレント事務所が満を持してデビューさせた戦隊ヒーロー・ジャスティスファイブ。 歌えて踊れて戦えるイケメン4人と、トップアイドル級のヒロインの5人戦隊だ。 ジャスティスファイブは既に秘密結社を2つ解体しており、人気ナンバーワン。 見た目も実力も併せ持つ正にスーパーヒーロー戦隊。 そのジャスティスファイブが宣戦布告に応える為に決闘に向かう。 テレビ局もこぞって中継に集まり、野次馬も尋常じゃない数が押し寄せた。 この頃には特殊スーツも更に性能を上げていて、怪人相手に完全に無双出来る程にまでなっていた。 勿論今回だってジャスティスファイブが圧倒的勝利をおさめ、ジャスティスファイブのサードシーズン開幕になると日本中の誰もが確信していた。
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