第2章「最高神ゼウスはロバート・ダ◯ニーJr似だった案件への考察」

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--- --- --- --- 光に包まれ、気を失ってからどれくらいたったんだろ? 確か私は奴の我が儘に巻き込まれて……。 そういえば、稲葉の件で奴をシメようとした途端だったんだよね……。 なんか無性に腹立ってきたよ。 「野郎ぶっ殺してやる!!」 ん? 此処何処? 見渡す限り白、白、白。 純白の世界? でも雪が降ったとかそんな訳ないよね? 今4月だし。 「夕月悠榎よ。死んでしまうとは情けない」 と言うハスキーボイスに振り返る。 てかさっき人いなかったよ!? そこには、神々しい光を身に纏う、無精髭のよく似合うダンディーなおじ様がいた。 え? ロバ◯ト・ダウニーJr? 「そんなに似てる? でも私にロ◯ート・ダウニーJrが似てるんだと思う。だって私が神様だからね」 ロバート・ダ◯ニーJrに激似のおじ様はそう格好よく、首を傾げる。 声は日本語吹き替えの藤原◯治さんに似てるけど、マジでか。 ん? てか今この人神様とか言わなかった? 「えっと神様?」 「紹介が遅れたね。私はこの神界の最高神をしている者だよ。君達のいる地球の神話で言うところのゼウスとかオーディンとかヤハウェとかアラーって呼ばれる存在」 …………。 「非常に不躾な質問ですいませんが、貴方が神様って根拠は?」 神を騙る奴なんていくらでもいるしね。 新興宗教なんて世界の何処でもあるぐらいだから。
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