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「私は、アテナ。此処では次元神をしているわ。よろしく」
今度は左側の女性がそう言う。
170cm程度で私と同じくらいの彼女は、戦の女神だけあって古代ギリシャ風の鎧と兜を身につけているが鎧の上からわかる程スタイルが良く、
少しウェーブのかかった金髪でこちらも端正な顔立ちで綺麗系の感じで、流石に美人で有名な女神様だけあるよ。ホント。
「ヘル……。……冥府…神。……よろ」
最後の右側の女性は、どっちかと言うと少女って感じの風貌で、黒いドレスに身を包み、天照大御神同様黒髪で、目が赤と蒼のオッドアイで格好いい。
身長は155cmといったところで小柄でスレンダーな印象をうける。
顔は童顔でやっぱり少し幼い少女な感じ。
クーデレちゃん?
「今度はギリシャ神話と北欧神話だ。えっとゼウスさん? 神様達ってごちゃまぜなの?」
「そうだね。君達の神話的に言うとそうだね。我々も人数に「ア・ナ・タ?」」
ゼウスさんの説明が途中で遮られ、声の方へ振り向く。
そこには先程の写真の女性が。
微笑んでいるが目が笑っていない。
ははーん。読めた。
「ヘ、ヘ、ヘラ!? や、やあ? どうしたんだい?」
やっぱり。
ゼウスの正妻のギリシャ神話の結婚の女神。ヘラ。
正義を重んじる最高神ゼウスは浮気性の色男としても有名で、
その妻ヘラは結婚の女神だけあり、かなり嫉妬深い。
で今回も天使か、女神か、人間かに手をつけたってところだろう。
こりゃ修羅場だね。
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