第8章「真昼の決闘」

5/37
6449人が本棚に入れています
本棚に追加
/404ページ
グランエルフは全世界約3億近く居るエルフ族の中で、わずか1万程度と言う超希少種だ。 基本的に彼等の多くは人里離れた秘境に住んでいて、自分達以外の人種を嫌う。 そのためグランエルフはエルフ族でも純血に一番近い種族で、基本的に他の種族と交わる事はあり得ない。 魔国に3000人程確認されているが、基本的に秘境と呼ばれる様な人の寄り付かない様な場所に集落を作っている。 だから、ルカの様なタイプはグランエルフ族ではかなり珍しい。 まぁグランエルフが王族の国とかもあるから一概に言えない話なんだけど。 同じエルフ族でも私達より遥かに魔法の扱いに長け、吸血鬼と共に人類最強と世間的に言われている種族だ。 この世界の人類は基本人間、魔族、獣人、エルフからなるが、其々細かい人種があると言うわけ。 「そうだよなぁ。まぁその時は生徒会とか風紀委員とかに頼むか。最悪護衛をつければいいし」 「魔国人や魔族、獣人は学園が権利を保護してるからね」 そう。帝国人や選民思考のある国からの生徒から守る為、基本魔国人やその他国の魔族、獣人はそういう生徒からの人種差別を防ぐ為基本保護されている。 魔族やエルフの魔国人なんかはまだ誤魔化せるけど、獣人なんかは誤魔化せないから大変だ。 一応風紀委員や生徒会、教師によりそれらの人々は保護されていて、もし人種差別的行為を行った場合は厳しく処罰される。 まぁ帝国人とかは、大抵最初から先生に目をつけられてるよね。
/404ページ

最初のコメントを投稿しよう!