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「ご迷惑おかけしました。もう大丈夫」
整理が大分ついたかな。
まぁ空元気だけど、死んでもまだ神様に会ったり出来たんだしいいよ。
そうポジティブに考えて行かないと、人間ショックは大きいよ。
まぁ奴とかならショックさえ受けないんだろうけど……。
「いいのよ。昨日はごめんなさいね」
部屋を出たら、スーツ姿に眼鏡のヘラさんが。
「あれ? ゼウスさんは?」
此処はゼウスさんの部屋だった気がする。
「さあ? 此処は私の仕事部屋よ。貴方がいた書斎があの人の仕事部屋」
あ、これ聞いたらいけない質問だ。
成る程。つまり見栄張ったんですね。
書斎は凄く狭かったし。
そういえばヘラさんって情報収集能力に長けた女神ならしいから、それでこの監視室っぽい部屋の一番偉い人って感じかな?
「そういえば此処は何の監視室で?」
「それは私が説明します」
後ろにいたのは天照大御神。
「そうそう。貴方を救ったのは天照、アテナ、ヘルの三人よ。二人も来たみたいだし私は席を外すわ」
そういって部屋を出て行かれる。
「此処は世界の監視室です」
「世界というのは複数存在し、現在9個存在しています。地球は一番新しい9つ目の世界になります。そしてその世界を監視するのがこの監視室です。
此処は神界の領域の一つで、世界と世界の間。つまり次元空間と呼ばれるものです」
天照の説明に、端のモニターに目を向ける。
そこには如何にも地球といった感じの映像がでている。
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