第8章「真昼の決闘」

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「取り敢えずあのカヤさんの表情と赤シャツが来たって事は押し通したって事だな」 カヤさんの表情はと言うと苦虫を噛み潰した様なもの。 今にもキレそうと言う印象である。 おぉ。相当腹に据えかねてるね。まぁ爆発しない事を祈っておこう。 「あらあら。姐御はかなり御立腹ねぇ」 「カヤさんは理不尽な事が大嫌いですからね。それこそ聖国の勇者より勇者らしい人です」 まぁ、あのパーティはカヤさんの統率力で持ってたもんなぁ。 先代魔王様も気概のある娘だと褒めてたのは事実だし。 「静かにしろ貴様等!! これから貴様等の待ちに待った、魔武器精製と使い魔召喚の授業だ。そして魔武器精製が終われば特別にエキストラマッチとして、Sクラスハセクラとリビングストンの模擬戦を行う事が教頭より提案された。それでは、魔武器精製と使い魔召喚の注意事項を確認していく」 おぉ。気が立ってますね。カヤさん。 『シャーリーさん。シャーリーさん。結局どんな風になったんですか? カヤさん見てれば大体想像付きますが』 『アンタこんな事してないで、先生の話聞きなさいよ。……大体シャルの想像通りだろうけど、あの我が儘皇女が赤シャツを脅して、赤シャツが無理矢理私達に模擬戦の開催をああだこうだ言って押し切ったの。それでカヤが機嫌悪いのよ』 やっぱりそう言う事か。 まぁあの我が儘皇女は見るからにヤツのハーレム要員(クソビッチ)みたいだし、ヤツの言う事は聞くわな。
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