[第1章]遠くへ

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大学2年生も後半になり 私はゼミでキャラにもなく代表をすることになり学校に遅くまで残る日が増えた。 ゼミのお友だちや先輩と一緒にいるのも楽しかった。 悟は必死に英語を勉強して狭き門である交換留学生の試験に合格し、 アメリカ・ニューヨークに1年飛び立つことになった。 昔のように意味もなく毎日一緒にいることがなくなったけれど その理由を忙しさや、お互いがんばるべき目標を見つけたことにも見つけられたから たまに会うときも自然な顔がつくれるようになった。 2人の距離は付かず離れず、 他の多くの友だちと同じように続いていた。 悟が帰ってくるまでは…。
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