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全くやる気の感じられない剣くんに 何度も勝負を挑んだ その度に完全無視され 私は意地になっていった 「姫、なんでそんなに剣にこだわるんだよ」 「こだわってない!」 「好きになっちゃったんじゃない?」 葵衣ちゃんの言葉に 「冗談じゃないわよ あんなのお断りよ」 叫んだ瞬間、後ろから嫌な気配を感じた 「あんた、男と付き合った事あんの?」 剣くんは冷静な顔でチクリ 「関係ないでしょ」 むきになって言い返しても 全く動じない 「勝負してやってもいいぞ」 なによ、いきなり 「その代わり」 なんか変な事になっちゃった
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