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「こんな感じですか? 」
ここは、ホテル内のダイビングショップ。
裕輔と雅美はシュノーケリングをやる為に、シュノーケル用のゴーグルやフィンを借りに来ていました。
「鼻から息を吸い込んで。
ピタッとくっつけば大丈夫ですよ。
そうそう。
このサイズでいいみたいですね」
ショップの女性スタッフが、雅美に丁寧に使い方を教えてくれています。
ピンク色の足ヒレを持ってゴーグル越しにニッコリと笑顔を作った雅美に、黒い足ヒレを持った裕輔は親指を立ててオッケーサインを作りました。
「では姫、さっそくお魚達に会いに行くとしよう」
「はい! 」
雅美がこの島で一番楽しみにしていたのはシュノーケリングでした。
夏休みの計画を沙英子から聞かされた時に、沙英子から見せてもらった島の水中写真に魅せられてしまったのです。
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