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部屋の入口でのやり取りを耳にして、裕輔と沙英子もやってきました。
「うわっ! 」
小松が沙英子のパックをしたままの真っ白い顔を見て驚いて大きな声を出したので、裕輔が小松を無理矢理外に押し出して小声で話し掛けています。
「刑事さん、沙英子は警察嫌い……と言うか、姪が事件に巻き込まれるのを特に嫌っているんですよ。
話があるなら僕が聞きますから、ロビーの方に行きませんか? 」
「久留間先生、ですが私は雅美ちゃんに聞きたいことがありまして…… 」
「大丈夫!
私も行きますよ」
二人の話を聞いた雅美も部屋を飛び出して来ました。
その後ろから沙英子が真っ白な顔を突き出してきます。
「ちょっと貴方!
まみちゃんを事件に巻き込まないで頂戴! 」
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