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リゾート気分を満喫しようとカラフルなウェアで露出度も高いのが宿泊客。
暑いのに無理をしてスーツ姿でいるのは招待客。
カメラを抱え、カジュアルな姿でたむろしているのは取材陣だと思われます。
「叔父様、叔母様、真理子さん、見て!
島が見えて来ました! 」
雅美が指差す先には、青い海に浮かぶ緑溢れる小島が見えています。
珊瑚礁が作った宝石のような隠れ島。
その美しい姿に誰もが笑顔になり、期待に胸を膨らませていました。
そう、誰もが……これから起きる惨劇を想像だにしていなかったのです。
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