826人が本棚に入れています
本棚に追加
沈黙。
七海が正也を向いたまま
固まって動かない
「七海続けていいよ」
「なんで!?やめてよ!?」
正也のツッコみが空へと響く
「ふざけんなお前いつもいいところで!!タイミング悪すぎんだよ!KYの極みだろ!あと少しで七海からキスしてもらえたんだぞ!?」
「七海くんにベタベタされるの僕好きじゃないから邪魔したんだよーう。タイミング見計らってましたピースピース」
「おいその二本指折るぞ、つか付き合ってんだからお前の気持ちとか関係ないんだよ!」
「ひ…ひどいな…七海くんはやくこんなヤツと別れて僕と付き合わない?強引なこと僕しないからぁー♥」
「あ!?前に七海を泣かせた張本人が何言ってんだよ!!」
「あれは反省したし、内容もわからないくせにわーわー言うのはよくないと思いますー。ねぇー?七海くん?」
「おい俺の七海に気安く話しかけんな!!な?七海別の場所でまた…」
『もういい!!』
顔が真っ赤な七海はそう叫ぶと
ドアから走り去っていった
最初のコメントを投稿しよう!