ⅩⅡ さよなら

4/35
前へ
/35ページ
次へ
僕はというと。 青ざめたまま 返す言葉もなくおろおろしていた。 今の僕は 恋の幻に生きる亡霊で。 とてもじゃないけど 彼と顔を合わせられるあれじゃない。 彼を幻滅させたくない。 それでも会いたい――。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加