プロローグ

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プロローグ

 ある日、作曲家のタルティーニが眠っていると夢の中に悪魔が出てきて、聴いたことがないほど素晴らしい曲を彼のバイオリンで奏でたという。眼を覚ましたタルティーニは、これを楽譜に書き写したが、どうしても曲を再現できなかった。  これが名曲、悪魔のトリル・バイオリンソナタト短調の逸話だ。  
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