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コウが検査している頃、シオンは訓練場にいた。怪我は完治し、シオンの実力に興味を持つ者が多く、交流を深めるためにも良いと思った雨宮ツバキは極東支部の時間の空いている神機使いを訓練場に集めさせ、訓練用の神機を用いた親善試合を開いた。
シオン「・・・」
ツバキ「ん?どうした?」
シオン「あの、この人達全員を相手にするんですか?」
この訓練場に集まった神機使いは約40名ほど集まっていた。が半数は女性の神機使いであちこちでシオンに対してかわいい、こっち見て等の見学者の感覚で来ているようだった。確かにシオンは幼く整った容姿をしていたので女性に人気が出ても仕方がない。しかし、残り半数の男性陣は嫉妬のオーラを纏っていた。
ツバキ「あぁ、こいつら全員が相手ではない。立候補した者の中で抽選された者と試合を行ってもらう。人数は5名だ。サーティンソルジャーズの実力で奴等を殺せ」
シオン「ッ!」
(今この人、殺せって言った?)
ツバキ「さぁ、静かにしろ!お前達!新しい仲間が来て興奮するのは分かるが彼に自己紹介をさせてやってくれ。シオン」
シオン「あ、はい。えーと、シオン=クルーガーと言います。シドニー支部では第三部隊とサーティンソルジャーズを兼務してました。神機はロングブレードを使います。今後もよろしくお願いします」
ぱちぱちぱちぱち
極東の神機使いが拍手を送った。
ツバキ「では早速親善試合を始める。ルールは簡単だ相手の神機を壊すか取り上げること、相手が降参する事で勝利が得られる。分かったな?」
全員「アイマム!」
ツバキ「よろしい、シオン準備はいいか?」
シオン「はい、大丈夫です」
ツバキ「よし、一人目出てこい」
ツバキの呼び掛けに反応し、一人の男が出てきた。
?「俺はソラリス=アーロイド。前の所属はシドニー支部だった。サーティンソルジャーズの実力確かめさせてもらうぞ」
シオン「はい!」
ツバキ「では、お互い訓練用神機を持て。位置に付き、、、始め!」
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