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嫌味の様に皮肉に言えば、彼は直ぐに見えなくなった。
念の為に教室、廊下を確認してから鞄から書類を出す。
出来れば今日までに終わらせたいわね。
修学旅行の予算案と睨めっこ状態になる。
2ヶ月後にはもう当日だと言うのに、書類を渡されたのはつい昨日の事。
何時もこうだもの。
計画性が欠けてるわ。
文句を考えながらも仕事をしている内にだんだんと眠くなって来た。
睡魔と一生懸命格闘するも、結果的に睡魔には勝てなくて眠ってしまう。
～託磨 side～
橘 瀬奈、か・・・
何かありそうだな。
教室を取り敢えず出たものの、何処に行ったら良いか分からなくて途方に暮れる俺は、
「すっげぇかっこ悪ぃ。大体この学校広すぎんだろ！！1時間探せっかなぁ。」
既に半分諦め状態の俺はどうしたらいい？
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