謎の転校生

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「ん、くっ。よく寝たー。」 彼はぐぐっ、と伸びをして何回か目をぱちぱちさせた。 「なぁ、最初は何処連れてってくれんだ?」 彼の問い掛けに心の内で舌打ちをする。 せっかく起きる前に退散しようと思ってたのに・・・ 面倒な物引き受けちゃったわね。 私にとってどうでもいいこの人の為に時間を使いたくなくて、適当に話しを進めてく。 「逆に、何処に行きたい。」 「うーんそうだな・・・やっぱこういう時は生徒会室だろ。」 はぁっ!? こういう時ってどんな時よっ!! 大体其れで生徒会室が出て来るのも可笑しな話しよっ! 此奴やっぱ変よ。 「他に行きたい所は「無いっ。」 話し掛けてる途中でブツリッと切られてしまった。 だとしても、
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