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  アウチッ!、とその顔に相応しい言葉で 藤谷が足を上げる。 歩は藤谷をしっかり睨み付ける。 「私が由美子の友人だと言う事、お忘れですか? このっ・・・」 すけこましがっ!!!、と叫ばなかったのは 歩の最後の理性。 友人への配慮。 ・・・大人になったと思う。 ハハッ!、といつも通りの歩に藤谷は笑う。 「やっぱ、アユはそうでなくちゃ!!!」 ふん、と鼻を鳴らし、歩は藤谷に背を向ける。
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