ニ章 〔結希〕その正体

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「松本先生このことは内密にしてくれませんか」 「まさかお前この子を新撰組の隊士にしようと考えてんじゃないだろうな」 「まだちゃんと決めてはないですがそうするつもりです」 「この子はおなごのうえ肺を患っているとゆうのに」 「!!!先生今...」 「あぁこの子は労咳を患っておるおそらくはそのために倒れていたのだろう」 「そんな」 『労咳を患っていてあんな戦い出来るはずがない』 そんな時〔結希〕が目を醒ました 「...なんで俺の前に土方が居る」 『こんな奴が女...まあいいやっと話しが出来る』 「お前進章寺で倒れてたんだ」 「そうか俺、労咳で倒れたんだ」 「気づいてたのかい!!」 松本先生が尋ねた 「あんたは見たことないな誰」 「儂は松本良順だ蘭方医をしている、しかし君は自分が労咳だとゆうことに気が付いてたのかい」 「それぐらい気づくさ自分の体だからな」 「なら今すぐ家へきなさい安静にしていないと死ぬぞ」 「松本先生勝手に話しを進めないでもらおうか」 「そっちこそ勝手にこの子を隊士にしようとして、いくら天神の子でもこの体で戦場など無理だ」 「なんで俺が天神の子だと知ってんだ、てか勝手に家にこいとか隊士にするとか言わないでもうおうか」 「悪い話の主旨が少しずれた、松本先生ここからは新選組とこいつの問題です外に出てもらいますか」 「嫌だ病人を戦場に出そうとしている奴と2人っきりにさせれる分けないだろう」 「ここは新選組の屯所です松本先生であろうとここでは俺の言葉に従って貰います」 「...今日は帰るがこの子を隊士なんぞにしてみろ只じゃおかんぞ」 松本良順は線を知っている男ここからは医者の領分ではないことを悟り今日は帰って行った 松本先生が帰ると話しが始まった 「お前が目覚めるまでに分かったことがあった1つは女であることもう一つは労咳を患っていることそして最後の1つはお前が天神の子であること」 「初めの2つはどうでもいいがなぜ俺が天神の子であると知っている」 この問に土方は言葉ではなく先ほど松本先生にも見せた手紙を差し出した 「...これを何処で拾いやがった」 「池田屋」 「結局俺に何の用だ」 「2つ聞きたいことがある」 「何だ」
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