ニ章 〔結希〕その正体

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「お前は何者だ」 「...やっぱりお前面白いなもう分かってるだろ」 『聞き方が悪かったか』 「お前は何故此処にいる何故紅蓮ではなく〔結希〕と名乗る」 「...お前に教えてやる気はない」 数十秒2人は睨み合い土方が言葉を発っした 「2つめだこれは聞きたいこととは言わないかもしれねぇが、新選組の隊士になれ」 「嫌だ」 「此処にいればいつでも総司殺り合えるぞ」 「俺は一人で居たい」 「俺達の運命を変えるために俺にはお前が必要だ、俺はそのためには何だってするお前が労咳でも女でも関係ない」 『...此処に居てもいつも通りにしていれば何もないかこの男頑固そうだし条件付きで了承するか』 「いいだろうが、条件がある」 「条件?」 「1つ、新選組の隊士になってやる代わり俺は隊士になっても単独行動を許される 2つ、命令には拒否権があること 「いいだろうあー労咳の事だが流石に動け無いときは言えよ」 『やっぱりお人好しだな土方は』 「俺は労咳なんかじゃ死なない」 『...そうかこいつは天神の子見た目は人間でも天界の者なんだ労咳なんぞでは死なねぇか』 「なら明日から直ぐに働いてもうぞ」 「おもんない仕事ならやらんぞ」 「とりあえず今日は休め部屋は無いから当分は俺と同室だ」 「...」 「なんだその顔なんか文句あんのか」 「普通頼んで入隊して貰った人間に部屋ぐらいは用意するだろう」 「悪かったな普通じゃなくて」 「...良いこと思い付いたお前が別の奴の部屋に行けばいいんだ」 「何故そうなる」  「そうだそれが嫌なら島原でも行って朝帰ってこいどうせ女なんてお前が口説いたらすぐ抱かせてくれんだろう」 「人を女たらしみたいに言うな...確かに女なんて直ぐに落とせるがそう毎日女なんか抱いてられるかこっちの身がもたん」 「自意識過剰」 「なんとでも言えどうせお前なんか男を知らねぇだろ」 「悪いか俺は男に興味無いから」 「抱いて貰えないだけだろ」 「俺は男に触れられてはよがって喘いてる女の方が理解に苦しむがな」 『こいつ本当に女か女のする話しじゃ無いだろ』 「そうだ土方風呂ってあるか入りたいんだが」 「あるが夕餉を食ってからにしろ他の奴らにあうとめんどくさい」 「今日の夕餉なんだ」 「あ?確か今日の夕餉当番は新八だったな...食えたもんじゃねぇよ原形すら留めてないあんなもんただの炭だ」
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