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朝ー
「ん~おはよう土方、早いね」
結希が目覚める頃には土方は既に布団をたとみ
身仕度を整えていた
「早く着替えろ。今からお前について皆に話す」
土方に着物と袴を手渡された
「めんどくさ」
土方の目の前で着替えだす結希
「ちょっと待て、男の前でむやみやたらに肌を曝すな」
「そんなこと気にしてんなよ、同室なんだし」
「たく、廊下で待ってるから早くしろよ」
「はいはい」
・・・
結希が部屋から出てきた
「行くぞ」
少し歩くと大広間へ着いた
襖を開けると上座に近藤勇と山南敬介がいて一つ席が
あいていた土方の席だろう。
下座には沖田総司、斎藤ー、永倉新八、原田左之助、
藤堂平助、井上源三郎が座っている
「結希さん、土方さんになにもされませんでしたか」
総司がいきなり話しかけてきた
「なんかって何だよ」
「ほら~あんな事とかこんな事とか~」
「総司いい加減にしろ、席に戻れ」
「は~い」
総司が席に戻ったのを確認して土方が話し出す
「こいつが結希、天神の子、本名紅蓮だ」
「勝手に人の紹介するな」
「今日から隊士として働いて貰う」
「...土方さんよぉやっぱり俺は反対だぜ
仲間を殺しかけた奴を隊士にするなんて」
新八が反論した
「それに...」
「あぁ、こいつは女だ」
「「「「えぇ~」」」
「僕、女の人に負けたのか」
「...」
「...」
皆驚きを隠せずにいる
「てか新八、何時気付いたんだ」
「そうだよぱっちゃんいつ気付いたんだよ」
「俺でも人を担いだら女か男かぐらい分かるは、
軽いし、なんか柔らけーし」
「ト、トシ、本当なのか!?!この子がおなごと言うのは」
「それより天神の子と言うのは本当ですか」
特に近藤と山南の反応は真逆だ
「副長、話の続きを」
「こいつは自分の話しをしないから特に分かったことはない。
が、こいつは無神の者と呼ばれる唯一運命を定められていない者
と言うことが分かった」
「話をまとめると結希は天神の娘で本名は紅蓮、
今日から新選組隊士となった。これで我々の運命が変わる、
かもしれない。ですか」
最年長の井上が話をまとめる
「そうゆことだ」
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