ー章 池田屋にて交差する

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「総司!!」 男と同じく漆黒と浅葱色に身を包む男ー 「土方さん!!」 新選組の鬼『土方歳三』が現れたー 「あんたが土方歳三か」 「あぁそうだ」 我ら会津を邪魔者扱いするか!! お主ら浪人風情が腰に刀を差せるのは誰のおかげだと 思っておる!!! なにぃ...!! 止めろ左之 止めるな新八今日とゆう今日はもう許さねぇ調子に乗りやがって腰抜けどもが!!! なにぃい!!! 「ハハッどうやら今日は遊べなさそうだなじゃ、またな」 「待て..逃げれると思ってんのか」 「俺のことよりそいつみてやれよ」 ふいに総司の方を見ると既に気を無くしていた 「心配すんな暑さに当てられただけだろう」 「まぁ会津とのいざこざの尻拭いがんばれや」 「お前名は」 「名...?」 「お前は俺の名は知ってんのに俺がお前の名を 知らないのは不公平だろう」 「...結希」 「女みたいな名だな」 「お前の目は節穴か」 土方をからかうようにそう言い残すとさっさと窓から消えていった 「土、方さん?」 「目が覚めたか!」 総司に駆け寄るとどうやら命に別状はないようだ 「あ、!!あの男は!?!」 「もう消えたよ」 「そう、ですか...」 『体調が優れなかったとはいえまさかこの総司がやられるとはな...』 「はっ」 「何笑ってるんですか気色悪い」 「いやまぁな」 「はは、」 「本当気色悪い」 「面白くなってきたな...」 そういい笑った顔はまるで子供の様だった 『にしてもお前の目は節穴かってどうゆう意見だ?』
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