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その綺麗な眉が、透き通る瞳が、見目麗しい美貌が苦悶に歪む光景が堪らなくゾクゾクとした。
その感情はまるで、他人が自分の心を支配してるようだった。
どうして俺は透子が苦しむ姿をもっと見たいと思ってしまっているのか。
俺の口角が釣り上るのがまるで他人事であるかのように、客観的事実として認識できた。
俺は、俺の行為によって透子が苦しむことに悦びを得ている。
いや、というよりも、彼女が俺に屈服しきっているということに、か。
透子はまるで抵抗しない。
何をされようと俺にされるがままだ。
どんなに苦しくても、どんなに辛くても、恐らく透子は俺の行為を全て受け入れるのだろう。
それがとてつもなくゾクゾクした。
舌根を撫で回す度に透子の喉はキュッと締まり、眉間にしわを寄せる。
俺は溢れる興奮を抑えられないまま、中指までをも透子の口内に押し入れた。
指二本で口内を蹂躙する。
今まで俺の指を溶かすように舐めていた舌は立場が入れ替わり、二本の指でこねくり回されて身動きが取れなくなっていた。
先程までは少し楽しんでいるような余裕を見せていた透子だったが、段々とそれは失われていた。
さっきの苦悶の表情がまた見たくなり、今度は指二本で舌根のその先、喉元まで押し込んだ。
「が────」
透子はカッと目を見開き、その喉はまるで膣のように締まった。
とても温かくドロドロにトロけた喉に締め付けられる感覚はとても心地いい。
そして何より、目にたっぷりと涙を溜めて俺を見つめる透子の表情がとても興奮する。
指を追い出そうと喉は収縮して咳き込もうとするが、俺は指を抜かずに喉元を撫でる。
苦しいのだろう。透子はベットのシーツをぎゅっと硬く握り締めていた。
涙をたっぷりと溜めた瞳が俺の目を捉える。
苦悶の表情を浮かべる透子と目と目があって────
俺は唐突に我に帰った。
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