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「ねえ、僕としたいの？」
「えっ」
と漏れた声はやはりケイトのものだ。
「男同士のやり方は知っている？」
首がこくりとうなずく。
「旅の商人に聞いたの？」
もう一度こくりとする。
旅をしながら
遠くの特産品を持って来ては
こちらの特産品を持って行く旅の商人は
珍しい話しや面白い話しもまた持って来る。
若者相手の猥談は
元々おてのものだが、
先日西から来た商人は
途中の村で実際に経験したという
男同士のむつみ合いの話しを披露して
大層受けていたそうだ。
まったく迷惑な話しで
ナミたちも好奇の目にさらされて
何人かにソンナコトをやっているのかと質問された。
本当のところ、
裸で触り合うだけでソンナコトはやっていない.
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