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「そいつ、オレに似てる?」
「似てたら、焼く?」
「ばーか」
似てるわけない。
アイツの声はもっと低く胸に響くし、
アイツの笑顔はもっと俺の身体を熱く揺さぶる。
あの日の俺は、弘の後ろ姿を見つめている。
愛していたんだ。たぶん、すごく、ど下手だったけど。
これからも俺はアイツを愛し続けるだろう。
アイツの姿が見えなくなるまで、ずっと……
俺は新しいクローゼットの奥へ、そのアルバムを隠した。
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