第壱話
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『島田さん。お茶 淹れました。』 『…ああ。ありがとう。』 縁側に腰を下ろして居た私は 差し出された茶を受け取りひと口、啜る。 『……うむ。美味い。』 本日も、まこと晴々しく 蒼き空が広がっております。 『皆様方、如何(いかが)お過ごしでしょうか。』 私はいつの頃からか 空を見上げ呟くことが 多くなっておりました。 .
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