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そんな顏って?
と、立花君が人差し指で下がり眉を作って、私に見せてきた。
うー……、私って、そんなに顏に出るんだ……。
「はい、続き続き。早くしないと日、暮れちゃうからね」
東宮先輩は、ぱんっ、と一度手を叩き、仕切り直す。
「じゃ、今度は五十音順の数字化をいろは歌に変えようか。まずはいろは歌だね。立花、書き出してくれる?」
東宮先輩は立花君にノートを渡した。
どうやら立花君を中心に解いた方が、という事らしい。
私もそれには賛成だ。
いろは歌は、いろはにほへと、から始まる歌。
詩だったか。
全ての仮名を一回ずつ使っていて、確か、今様、っていう形式だったはず。
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