第三話  友情と愛情  2

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アキの実家に着いた、ゆい、古田、京田は、アキの母親と初対面した。 「アキさんはこちらにご在宅ですか」 ゆいが母親に聞くと、母親は悲しそうに目を伏せた。 その母親を見て、三人は直感した。 アキはここには居ないのだと…。 「アキはここには居ません…。 あなた達は、アキとはどうゆうご関係ですか」 母親のその言葉に、古田が答える。 「僕達は三年前まで、アキさんと同じ会社に勤めていました。 アキさんが三年前に会社を辞めてから連絡が全く取れなくなり、今、探しています。 こちらに来れば、何か分かると思いまして」 「そうでしたか。アキと同じ会社に…。 アキがお世話になったんですね。 皆さん中へどうぞ。お茶でもいかがですか」 母親はそう言うと、家の中へと入って行った。
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