第三話  友情と愛情  2

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三人が中に入ると、母親はお茶を出してくれた。 三人は「頂きます」と言ってお茶を飲み始めると、母親が話始めた。 「アキは高校を卒業して家を出て以来、ここには帰って来て居ないんです。 主人がとても厳しい人で、アキはその厳しさに耐えられず、この家を出て行きました。 私は主人には逆らえず、アキを守ってあげる事が出来ませんでした。 アキが家を出てから、何処で何をしているのか、私は全く知りませんでした。 最低の母親だと思うでしょうが…」 初めて聞いた、アキと両親との確執。 「そうだったんですか…。 アキさんは、自分の事は余り話さなかったので、私達も全く知りませんでした」 ゆいはこう話した後、アキがどんなに仕事を頑張っていたかを母親に話した。
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