第三話  友情と愛情  2

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三人が実家に行っているなんて、全く知らなかったアキ。 夕方四時過ぎ、みらいが純と共に帰って来た 「ママー!百合ちゃん!ただいまぁー」 みらいの元気な声と共に、店の中は一気に明るくなる。 『みらい、おかえりー』 「みらいちゃん、おかえり」 みらいが店の中へと走って来る。 その後をついて、純が店の中に入って来た。 『純くん、ありがとう』 アキが笑顔で言うと、純は照れくさそうな顔をする。 「それじゃ、俺は戻るから。 じゃあな、みらい、また後でな」 「純ちゃん、お仕事頑張ってね」 天使が微笑み、純も微笑み、手を振って店を出て行く。 アキはその後ろ姿を静かに見送っていた。
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