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三人が実家に行っているなんて、全く知らなかったアキ。
夕方四時過ぎ、みらいが純と共に帰って来た
「ママー!百合ちゃん!ただいまぁー」
みらいの元気な声と共に、店の中は一気に明るくなる。
『みらい、おかえりー』
「みらいちゃん、おかえり」
みらいが店の中へと走って来る。
その後をついて、純が店の中に入って来た。
『純くん、ありがとう』
アキが笑顔で言うと、純は照れくさそうな顔をする。
「それじゃ、俺は戻るから。
じゃあな、みらい、また後でな」
「純ちゃん、お仕事頑張ってね」
天使が微笑み、純も微笑み、手を振って店を出て行く。
アキはその後ろ姿を静かに見送っていた。
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